アップサイクル「はちみつ梅」が新登場! 物価高騰の今こそ、サステナブル商品で“いつもの食卓”を守る。

アップサイクル「はちみつ梅」が新登場! 物価高騰の今こそ、サステナブル商品で“いつもの食卓”を守る。

2026年7月13日(月)、アエナオリジナル商品として「はちみつ梅」が新登場!
本製品は“梅酒づくりに使われた梅果肉”をアップサイクルすることで誕生したサステナブルな一品です。これまで未活用だった“もったいない食材”に着目することで、オフプライスストアならではの手が届きやすい価格と高い品質、そして環境負荷の削減を実現しています。
本記事では、「はちみつ梅」の開発パートナーである株式会社河鶴の阿部様にインタビュー。全国一の梅産地・和歌山県に本拠を構える食品メーカーとして製品に込めたこだわりはもちろん、物価高騰が続くなかで、日本の食文化を守るために挑戦し続ける理由に迫りました。

▼インタビュイープロフィール

株式会社河鶴 営業本部

阿部日愛(あべ・ひより)さま

▼株式会社河鶴とは?

和歌山県に本拠を置く、梅を主力とする総合食品メーカー。「人にとって一番大切な食を通じ、元気と幸せをお届けしたい」という想いのもと、近年では“健康”をキーワードに商品開発にも取り組んでいます。

 

▼「はちみつ梅」とは?

株式会社アエナの販売するプライベートブランド食品。“梅酒づくりに使われた梅果肉”をアップサイクルしています。価値があるにも関わらず廃棄されていた原料を活用することで、食品ロス削減と環境負荷の低減を目指した製品です。

 

食品ロス削減×食文化の伝承
ふたつの想いを乗せた「はちみつ梅」が目指す未来

ーー本日はよろしくお願いします。

早速ですが、今回発売する「はちみつ梅」とはどのような製品でしょうか。

 

阿部さま

はい、よろしくお願いします!
「はちみつ梅」は、“梅酒づくりに使われた梅果肉”を再活用することで生まれた製品です。梅酒は「熟す前の青梅」をリキュールに漬け込むことで完成する、ということはご存じの方が多いと思います。

一方で、梅酒づくりに使われた梅のほとんどが、役目を終えた後、そのまま廃棄されているという実態はあまり知られていません。調査データによると、国内でなんと年間2,800トン以上もの「梅酒の梅」が廃棄されているんです。

 

特に、今回使用しているのは和歌山県産の最高級ブランド「南高梅」。
こんなにも価値がある食材を生かさずに捨ててしまうのは、あまりにも「もったいない」と考えました。おいしく食べていただくことがそのまま食品ロス削減にも繋がる、地球にやさしい製品に仕上がっています。

ーー「南高梅」といえば、国内でも特に人気のブランド梅ですよね。確かに、廃棄してしまうにはあまりにももったいない……。今回、実際にアエナでの製品化に至ったきっかけは何だったのでしょうか。

阿部さま

もともとアエナ様の掲げる「捨てるをなくす」という想いには深く共感していましたので、その想いを体現する商品になるのではないかと考え、この未活用食材についてご相談させていただいたのが始まりです。
そこからは開発パートナーとして、ともに試行錯誤を重ね、プライベートブランドとして販売していただくことになりました。
今回のような、サステナブルで新しい挑戦をご一緒できる企業様は貴重なので、本当にありがたい存在です。

ーーこちらこそ、ご一緒させていただき光栄です。今回の商品開発の背景には、「梅の不作」という問題も関わっていると伺いました。この問題に対する阿部さまの想いも、ぜひお聞かせください。

阿部さま

はい、おっしゃる通り近年は「梅の不作」が深刻になっています。
ここ3年は十分な量の梅が収穫できておらず、特に一昨年は例年の3割程度にまで収穫量が激減してしまいました。
毎年、収穫用のネットが梅でいっぱいになっている光景を見るのが楽しみだったので、その風景が見られなくなってしまったことに、私自身も寂しさを感じています。

 

原料の不作は、梅干しの価格高騰へとダイレクトにつながり、消費者の皆さまにとって、どうしても手が届きにくくなってしまいますよね……。
そんな状況だからこそ、今回の取り組みによって、少しでもお求めやすい価格で皆さまの食卓へ製品をお届けすることに、大きな意味があると感じています。こうした“もったいない資源”を工夫して活用していくことは、持続可能な未来につながる非常に重要な挑戦です。

「提供:株式会社河鶴」

 

ーー価格の高騰によって食卓から梅干しが遠ざかってしまうことは、作り手としても心苦しいですよね。

阿部さま

そうですね。
私自身、幼いころから漬物が大好きで、食卓にはいつも梅干しが並んでいました。そんな環境で育ったからこそ、「日本の食卓に梅干しが並ぶ文化をこれからも守っていきたい」という強い想いがあります。

 

今回「アップサイクル」という新しい切り口で生まれた製品を通じて、これまで梅干しをあまり手に取る機会のなかった方々にも、高品質な南高梅を少しでも気軽に楽しんでいただきたいですね。
アエナ様の店舗には若い女性やお子様連れのお客様も多くいらっしゃるので、今回の製品が、梅干しの魅力を知っていただくきっかけになることを期待しています!

 

 

アルコール分の課題を技術力でクリア、
南高梅100%の贅沢を日常の食卓へ

ーー特別な想いを込めた製品が、お客様の手に届くことが楽しみですね。一方で、“梅酒の梅”をアップサイクルすることで、どのような味わいに仕上がっているのか気になります!

 

阿部さま

自信を持っておすすめできる美味しさです!
リキュールにじっくり漬け込まれていたことで生まれる柔らかな食感は、この製品の大きな魅力になっています。
味付けにはちみつを使用し、梅本来の爽やかな酸味に、濃厚なコクと自然な甘みを加えることで、幅広い世代の方に親しんでいただける味わいを目指しました。

 

また、和歌山県産の高級ブランド梅「南高梅」を100%使用しており、満足感のある食べ応えも特徴です。アップサイクルから生まれたからこそ、ブランド梅を毎日の食卓に取り入れやすい手頃な価格でお届けすることができています。ぜひ多くの方に味わっていただきたいですね。

ーーお話を伺っているだけで、ワクワクしますね!おすすめの食べ方もあるのでしょうか。

阿部さま

まずは、やはり温かいご飯と一緒に召し上がっていただくのがおすすめです。

塩分8%で、非常にご飯がすすむ味付けとなっています。

また、お酒がお好きな方は、サワーに入れて楽しんでいただくのも、すごくオススメなんです!もともとが梅酒づくりに使われていた梅だからこそ、フルーティーな味わいをしっかり感じていただけます。どんな食事にも合う“最高のお供”として、さっぱりと楽しんでいただけますよ。

ーー「おいしさ」にもこだわった製品ということがよく伝わりました。

製造工程ではどのような工夫が隠されているのでしょうか。

阿部さま

美味しさの決め手は、「漬け込み」の工程にあります。
じっくり丁寧に14日間以上漬け込むことで、梅本来のフレッシュな風味を残しながら、より深みのある豊かな味わいに仕上げています。

「提供:株式会社河鶴」

 

ーー今回はアップサイクル品ということで、通常の生産とは流れが異なるかと思います。

製品化にあたり、苦労された点もあったのでしょうか。

阿部さま

やはり、一度リキュールに漬け込まれた梅を使用するため、一番の課題は「アルコール分のコントロール」でした。原料の梅を丁寧に天日干しし、アルコール成分をしっかりと蒸発させる工程を取り入れています。その結果、最終的にはアルコール分を1.0%以下まで抑えることができました。

 

また、梅は一粒一粒に個体差があるため、仕上がりを均一にするには細やかな調整が欠かせません。長年にわたり梅干しを製造し続けてきた経験とノウハウをもとに試行錯誤を重ね、検査機関での検証も行いながら、常に安定したクオリティを維持しています。

「提供:株式会社河鶴」

 

高齢化が進む業界だからこそ目指す、捨てない未来

ーー今回のようなサステナブルな商品も少しずつ増えていますが、こうした社会の変化について何か感じることはありますか。

阿部さま

社会的にもSDGsに対する意識が高まり、企業も「いかに廃棄せずに活用していくか」という点を重要視していると感じています。
今回のお取り組みも、弊社が提携している梅農家様と取引のある、飲料メーカー様から原料をご提供いただくことで実現しました。
自社の原料ではないため調整すべきことも多くありましたが、飲料メーカー様にも「捨てるをなくす」という想いに共感していただけたことが、大きな原動力となりました。

 

ーー最後に、今後さらに挑戦していきたいことや実現したい未来について教えてください。

阿部さま

今回は「梅」の活用でしたが、視野を広げれば自社にもまだ活用できる原料があるのではないかと考えています。
漬物業界は働き手の高齢化が進んでいますが、だからこそ固定観念にとらわれず、社会の変化に柔軟に対応しながら、捨てない未来を実現していくことに大きな意義があると考えています。今後も、持続可能な社会をつくっていくための取り組みを積極的に進めてまいります。