アエナには「医療や介護に頼らず、誰でも健康で美しくいられる社会を実現する」というビジョンに共感し、情熱を持って働く社員が多く在籍しています。そこで「わたしとOFF」をテーマに、アエナの事業であるオフプライスにかける想いや、アエナの社員が大切にする「OFF」についてインタビューします。
第1回はシステム開発設計に携わる入社4年目の岩澤遥さん。アエナのビジョンへの一貫性と雰囲気の良さに惹かれた岩澤さんは、事業をさらにスピードアップするシステムづくりに励んでいます。そんな彼女が考える「OFF」は「日常の余白」。日常を大切にしながらアエナの事業を加速させる様子を伺いました。
システムで店舗や倉庫の問題を解決する。みんなに喜んでもらえることが私の存在意義
ーー現在の業務について教えて下さい。
- 岩澤さん
現在は店舗や倉庫のシステム設計業務を担っています。簡単に言うと、アエナの人たちにより気持ちよく働いてもらうためにはどうすればいいかをシステムを使って考えています。システムってそれ自体が目的ではなく、何か成し遂げたいことがあるから、そのためにシステムを開発しますよね。
以前、社内で自分が何屋さんなのかを考えたことがあるのですが、システムの本質は成し遂げたいことに対して、問題になっていることを解決するから、私は「問題解決屋さん」なのかなと思っています。
ーーアエナの課題に裏側から向き合って解決していくのが岩澤さんのミッションなんですね。実際にお仕事をしていて、良かったな、嬉しかったなと思ったことはありますか?
- 岩澤さん
現在アエナは100軒もの店舗を構え、関わるパートさんも増えてきています。日々行う業務で非効率なところをシステム化したことで、工数をかなり削減できました。100店舗あると、1日10分工数を短縮できるだけでもすごい効果です。
効率化できた分、パートさんは接客や商品の陳列など店舗でしかできないことに時間を使えます。それが最終的にお客様に喜んでもらえることにつながっていたら、すごく嬉しいですね。
実際に現場から「すごく楽になりました」という声を聞くと、本当に良かったなと思います。現場からの声を伝えてくれる方々にも感謝です。問題を解決し、みなさんに喜んでもらえることが私の存在意義なんだと思います。
オフプライスの商品管理は複雑。だからこそ、システムのフィードバックに耳を傾け続ける
ーー岩澤さんがアエナのビジョンで共感しているのはどんなところですか?
- 岩澤さん
私が入社する前の説明会で、求める人物像について「他責をしないこと」、そして「強みを伸ばす、弱みは克服しなくて良い」と言っていたことに共感しました。特に2つ目は、自分の弱みはそれが強みになっている人が補うんだと言い切っていたことに勇気をもらえました。
私自身、「弱みを克服するのは辛いから、できる人ができることをやればいい」とずっと思っていたんです。そして、アエナが理念に掲げている「美と健康」と扱っている商品が一貫しているところにも共感しています。
ーー現在事業はさらに広がり、オフプライスを打ち出していますが、オフプライスについてはどう感じていますか?
- 岩澤さん
オフプライスについて聞いたとき、特に違和感はなく、普通に「あったら良いな」と思いました。逆に、日本で広く認知されていないということは、何か壁があるんだろうけど、アエナはそれでも本気でやろうとしているんだと捉えました。
ーー岩澤さんが感じるオフプライスの壁ってどんなものだと思いますか?
- 岩澤さん
オフプライスは自分たちが発注してメーカーに設計・製造してもらう商品ではありません。いろんなブランドの余剰在庫を仕入れているので、商品供給のコントロールが難しいのが課題だと思っています。商品数や商品ごとの大きさ、状態、使用期限もバラバラなので、配送のシステムや在庫管理も複雑です。使用期限を切らさず、お客様が欲しいタイミングでどう届けるかが、難しいですね。
ーーシステムを開発するのも、かなり根気がいるし、大変なことも多いですよね。
- 岩澤さん
システム設計は私の好きなことなので、今の業務はとてもマッチしています。しかしシステムを使ってもらえるように落とし込むところが難しく、根気がいると感じています。複雑になりすぎると、理解して使いこなしていただくまでに何回も説明が必要です。反対に簡単にしすぎるとできることが限られてしまいます。そのバランスを取るのが難しいですね。
ーーバランスはどのように取っているんですか?
- 岩澤さん
使ってくださる方からのフィードバックしかないですね。フィードバックを恐れて、現状維持だと何も変わりません。まずは作ってみて、現場からの声をもらって改善することを繰り返すのがいいと思います。本当は一発で完璧なものを作り上げたいタイプなので、ネガティブなフィードバックをもらうと落ち込むこともあります。そのため、直接声をもらうのではなく、ほかのメンバーに間に入ってもらうなど、周りの人に助けてもらいながら業務を進めています。
アエナのOFFが日々の活力につながった
ーー今回のインタビューは「私のOFF」がテーマです。岩澤さんにとってのOFFはなんでしょうか?
- 岩澤さん
日常に余白が生まれることだと思います。私は今、会社の近くに住んでいて、通勤時間をかなりOFFしています。会社に行く途中に信号もないくらい近いんです。だから朝もゆっくりできて、気持ちの余裕に繋がっています。
ただ、そうなると近くにアエナの店舗がなくて…。以前三軒茶屋や渋谷の駅ビルに期間限定でアエナが入っていて、シャンプーなどの日用品を安く購入することができたんです。アエナに行く機会がなくなってから、私は価格のオフも大切にしたいんだなと気づきました。
ーーアエナの期間限定ショップがなくなったことで、時間だけではなくお金もOFFしたいことに気づいたんですね。
- 岩澤さん
はい。生活にかかるお金をOFFできた分、美味しいご飯を食べたり、推し活したりすることに使えました。その結果、気持ちにも余裕が生まれたんです。美味しいご飯を食べるとプレッシャーや責任からふっと解放されます。アエナで価格をOFFできることはありがたいです!明日からまた頑張ろうという気持ちになりますね。
一貫した事業方針、確かな判断基準がビジョン実現を加速する
ーーこれからアエナは、どんな未来を作っていくと想像していますか?
- 岩澤さん
アエナは「医療や介護に頼らず、誰でも健康で美しくいられる社会を実現する」というビジョンを、必ず達成できると信じています。それは、アエナは世の中が変化していく中で、リスクがあっても、ビジョンやコンセプトに合った戦略を一貫して選択しているからです。オフプライスに着目し、店舗数を増やしながら日本に広げていく取り組みもアエナだからできることだと感じています。
きっと、ある時突然その変化に気づくのではなく、みんなの当たり前が少しずつ変わっていって、気づいたら「年収200万円の人が400万円の暮らしができている」ような形でビジョンが実現されるのだと思います。
ーーアエナのビジョンに対する一貫性への信頼感があるんですね。それはどこから感じていますか?
- 岩澤さん
四半期に一度、全員が集まる場で会長の所崎から直接、「これから何をするのか、どういう目的があるのか」といったビジョンや新しい事業のコンセプトが話されます。目指すものがちゃんと提示されていて、立ち返る場所になっているんです。例えば、私たちの部署で何か新しいことを始めようと思ったときにも、ビジョンやコンセプトに立ち返って考えるようにしています。それが社内の色んなところで見られるのが信頼できる要因ですね。
ーーアエナのビジョンが実現されたとき、岩澤さん自身はどんな人でありたいですか?
- 岩澤さん
そうですね、私自身もアエナの事業と同じように、喜びや驚きを忘れず、たくさんの人との出会いに感動しながら、純粋に自分の好きなことに時間やお金を使える人でありたいです。アエナのビジョンが実現された世界の中で、笑顔になっている一人でいたいですね。